推論の根拠を次のように列挙します

 

    HIV、SARS、鳥インフルエンザのウィルスの全てはRNAウィルスです。これらについては、タイ国赤十字病院の試験管テスト(in vitro test)で、各患者の白血球に対し70%の高率で有効であるとの結論が出ています。バイオハーブ顆粒がある一定割合で溶解され、HIVに直接接触させられた結果、増殖が抑制されたということです。よってHIVと同様のRNAウィルスであるSARSウィルス、鳥インフルエンザウィルスにも同様の効果が期待できます

    霊芝に含まれるポリフェノール(広義のタンニン)によりウィルスの蛋白が化学的変性を起し、ウィルスの活動が停止することで結果的には増殖を抑制します。これは緑茶や紅茶がカゼウィルスに効くのと同じ原理です

    鳥インフルエンザウィルス(以下AIVA :Avian Influenza A Virus)は脂質からなる被膜(エンベロープ)で包まれているのでエンベロープウィルスと呼びます。霊芝の苦味成分はトリテルペノイドと言う脂肪酸の一種で極性脂質の性質を持ちます。極性脂質とは、水と脂質の両方に親和性があることをさします。燐脂質的性格である。これが、AIVAのエンベロープの脂質に附着すると水の透過性がたかまり、RNA本体と水の接触が起こりRNAの加水分解が始まってAIVAの活動停止又は死滅が起こります

    SARSは新型肺炎と言われ、AIVAの症状もSARSと似て肺炎を併発します。日本での霊芝の薬効研究は、近年(過去30年)ではかなり熱心に行われていましたが、漢方の本場中国ではもっと古くから行われてきています。北京大学医学部の研究で、霊芝薬効の一番最初に“ゼン息、慢性気管支炎、肺炎に卓効あり”と出ています。つまり肺機能の強化です。霊芝を飲むと「”息切れ”がしなくなった」とよく言われます。このことからも、霊芝がSARSやAIVAに効くと思われる所以があります